この季節になると、きまって森茉莉の「枯葉の寝床」を思い出します。
森茉莉は高校生の頃に仲間内で流行りまくったので何冊か読みましたが、今となってはどんな話だったか、全然覚えていません。
が、「枯葉の寝床」という題名だけは、耽美で甘いイメージとともに覚えていたんですね。
ある秋の終わり、蓼科に行ったときのこと。
ある美術館の前で、作業のおじさんたちが落ち葉を掃き集め、焚き火をしていました。
こんもりと集められた落ち葉の山からは、もくもくと煙が出ています。
「焼き芋やってるから食べていきなさい」
わぁ〜い!と焚き火の前で待つこと数分。
ガサガサっと出てきたのは、なんと大きなカエルでした。
せっかく寝ていたのに。ごめんね。
火傷しなかったかな。ごめんね。
「枯葉の寝床」で思い出すのは、気の毒なカエルのことでもありました。
森茉莉もまさか「枯葉の寝床」=カエルを連想されていようとは、思いもしなかったでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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