だいぶ前ですが、岡谷市のイルフ童画館へ「石黒亜矢子・ヒグチユウコ 二人展」を観にいって参りました。
祭日だったためか、なかなかの盛況ぶり。
最近のヒグチユウコさんの人気ぶりが伺えます。
ヒグチユウコさんの絵本やグッズは、最近続々発売になりますが、この「グロ可愛いさ」は、私も好きなところ。
猫の下半身がタコだったり、すずめの肩からキノコが生えていたり。
このいそうでいない生き物がヒグチワールドの住人です。
中でも猫のボリスは可愛いんだか可愛くないんだか…
そういう猫らしさもよく出ているなと思います。
そして常設展示の「武井武雄」の作品。
↑ 「ラムラム王」
武井武雄は、大正〜昭和に活躍した童画作家です。
児童雑誌「コドモノクニ」創刊号の表紙を飾ったのも、この方だそうです。
ちょっと時代は違いますが、昔「キンダーブック」という幼児向け月刊誌がありまして。
月一で保育園に配本になるのですが、来るとうれしくてうれしくて、抱えて家へ帰りました。
中でも忘れられないのが「ハメルンの笛吹き男」
挿絵が妙に大人っぽいところが、リアルさMAXでした。
「人が(物が)いなくなる」ということが、未だに異常なほど恐怖なのは、絶対にこれがベースになっている。
と言い切れるほど、この話は怖かった。
子どもの時の印象は、いつまでも強烈に残ります。
皆さんの心の中には、どんな「怖い絵本」がありますか?
*イルフ童画館の“イルフ”は“フルイ”の反対。
すなわち“新しい”ということだそうです^^
“エルフ”が訛ったのかと思っていた私は、相変わらずの思い込み女王でした^^;
お読みいただき、ありがとうございました。