先月になりますが、『家族の肖像』に引き続き、ヴィスコンティ監督の『ルードヴィヒ』を観てきました。
この映画は、狂王と呼ばれ、若くして死んだバイエルン王ルードヴィヒ2世の生涯を描いたもの。
ワーグナーに心酔し、豪華な城の建設費など、国を財政難に陥らせた王の罪は大きいけれど、それは余りに夢見がちだっただけ。
“狂王”とは言い切れない何か気の毒なくらい純粋なものを、この王には感じてしまいます。
そしてこの映画は映像が美しい。
バイエルンの自然が、本当にロマンチックに映し出されています。
そんなこんなをワクワクしながら観始めたのですが…
冒頭の国王となったルードヴィヒの戴冠式シーン←厳かだった^^
従姉のエリザベートとの語らい、ワーグナー登場等々←ここまでは覚えている。
でも、あれ?その後は?
ええーーっ!記憶がない(;゚ロ゚)
この後には、エリザベートと雪山を馬で行くシーンがあったはず。
月明かりに雪が青白く浮かび上がって、本当にうっとりとする、あの美しいシーンが。
どうやらピンポイントで寝落ちたようです、私。
一番大好きなこのシーンを観損ねるとは、何たる体たらく(>_<)
画面全体が終始暗かったからだ、と言い訳しても後の祭りです。
死ぬまでにもう一度観なくては!
と決意新たな『ルードヴィヒ』でした。
お付き合い頂き、ありがとうございました。