映画「エリック・クラプトンー12小節の人生ー」を観てきました。
かなり赤裸々なドキュメンタリーになっていて、ちょっと驚きました。
ドラッグを吸っているシーンや、直筆のラブレター等々、
こんなの出してしまうんだという感じ。
亡くしてしまった息子コナーの映像もしかりです。
月日が流れて、想い出になりつつあるということでしょうか。
ジョージ・ハリスンの妻、パティ・ボイドとのことも、かなり率直に語っています。
パティ・ボイドの方も、迷いや微妙な心の動きを飾らずに語っていて、心にすっと入ってきました。
「Bell Bottom Blues」「Layla」「庭の木」「wonderful tonight」…
大好きなこれらの曲は、みんなパティ・ボイドがいたからこその曲。
「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」に出ていたパティはそれはもう可愛くて。
ジョージじゃないけれど、虜になる気持ちが分かります。
私はジョージ・ハリスンも大好きだったから、この三人の関係には、まるで少女漫画のような熱く切ないものを感じていました。
「浮気」とか「三角関係」という言葉では表して欲しくない。
そんな風に、当時まだ子供だった私は思っていました。
だから今、本当のところはどんなだったのか。
知りたいような知りたくなかったような。
今更知らないでもよかったかな。
私の中のクラプトンは、ドラッグに逃げアルコールに逃げ、
そんな中でも幾つもの素晴らしい曲を生んだアーティストなのです。
最後にクラプトンは言います。
「音楽に救ってもらった」と。
今、彼は奥さんと可愛い子供たちに囲まれて、幸せに暮らしていると言います。
微笑む彼を見て、本当によかったと心から思う反面、数々の名曲たちは、救いをもがき求めた結果なのだと、そう思いました。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。