朝ドラ『エール』に泣かされています。
朝ドラはほとんど観ないのですが、たまたま観たシーンがそれはもう美しくて、それ以来観続けています。
と言ってもたかだか先週からですが、そのたった一回のシーンで引きこまれたのでした。
今日の回もまたよくて。
以下ネタバレバレなのでご注意を。
音楽の道を諦めようとする裕一(窪田正孝)の母親にお願いする場面。
才能がありながら運命に翻弄される息子の、傷付く姿をもう見たくないと言う母親に、
「諦めた今が一番傷付いています」ときっぱり言い放つ元恋人の音。
「私がお気に召さないなら身を引きます」とも。
(元恋人と書いたのは、何らかの理由で今は別れているようです。
肝心の回を観損ねてます^_^; )
母親の目をじっと見据える目からは大粒の涙と、そして気迫が伝わってきます。
この後音は本人裕一にも再会するのですが、
「なぜ僕のことを放っておいてくれない」と言う彼に、音は
「みんなあなたに救われたからじゃない!」と叫びます。
この音を演じる二階堂ふみが、いい!
言いたい事、伝えたい想いが全身からあふれていて、もう演技とは思えません。
前から気になる女優さんではありましたが、これほどまでに画面に引き込む力が強いとは。
今日は朝に涙し、昼にまた同じものを観て泣くという、
まんまと朝ドラに持っていかれたGW明けの今日でした。
追記)そんないいシーンなのに笑ったことがひとつ。
音が裕一に熱い想いを伝えている最中に、裕一の幼なじみという奴が乱入してきます。
間髪入れず「誰!」と振り向く音。
音ちゃん、音ちゃんだけでなく私も思ったよ、誰?と。
教会の中、折角二人だけでいいシーンだったのに突然の乱入者。
しかも音ちゃんを上まらんばかりの熱血ぶり。
もしかしたら、この幼なじみと窪田正孝の間には何かあったのかもしれない。
最近観始めた私には分からないけれど、でも正直「お邪魔虫~」と思ってしまったラストなのでした^_^;