宵待草(ヨイマチグサ)?

今日は昼間でも18度止まりでした。
予報を見るとしばらくは曇り&雨の模様。
寂しいですが、もう軽井沢の夏は終わったな?と思います。


そんな雨空の中、やわらかな黄色を放つこの花は。f:id:asa67kin:20210813152244j:plain

月見草だよね~と調べていたら、何だか違う。
どうやら待宵草(マツヨイグサ)らしい。

ん?待宵草(マツヨイグサ)?
宵待草(ヨイマチグサ)ではないのか?

確か『宵待草』という歌がありましたよね。
「待てど暮らせど来ぬ人を~宵待草のやるせなさ~」という歌が。
ここは「待宵草(マツヨイグサ)」ではなかったはず。

あれ?これらは違う花なの?
それとも間違ってるの?
こんがららってきましたぞ😅


調べてみた結果どういうことかというと、
まず、月見草も待宵草(マツヨイグサ)も、両方フトモモ目アカバナ科なので、似ていることは似ている。
ただ、月見草の花は白またはピンク。
待宵草(マツヨイグサ)は黄色。
なので、上記の花は待宵草(マツヨイグサ)かと思われます。

なぜ月見草だと思いこんだんでしょうね?
きっと「黄色=月」がそうさせたんでしょう。


そして次に、待宵草(マツヨイグサ)と宵待草(ヨイマチグサ)の関係は?

これは『宵待草』の作詞家、竹下夢二に秘密がありそうです。
はじめは「待宵草(マツヨイグサ)」と書いていたものの、語感が良いというので「宵待草(ヨイマチグサ)」に替えた夢二。
これが大ヒットしたので、宵待草(ヨイマチグサ)という呼び名が浸透したようですが、どうやら同じ花のようですね。

私まで知っているんだから、相当浸透しました。
と同時に、作詞が竹下夢二に驚きました。


思いの外長くなってしまいましたが、「宵待草(ヨイマチグサ)」の回、これにて終了です。
お読みいただきありがとうございました。

今日はお盆の入りですね。
皆さま、ご先祖様とどうぞ和やかな時をお過ごしください。


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