本日ご紹介するのはコチラの本。
『ギガタウン 漫符図譜』 こうの史代 朝日新聞出版
❛漫符❜ とは何ぞや?
漫符というのは、漫画特有の表現記号のことでして、
こんなのや、
こんなの。
そしてこんなのや、
こんなの。
はたまたこんな記号達のことです。
1ページに必ず一つや二つは使われているであろう、漫画には無くてはならないこれらの記号。
画像のお助け隊として、見よう見まねでありますが、私も時々使わせてもらっています。
その漫符記号を一つ所に集めたのが、この本なんですね。
素人使用者としてはホント助かってます。
で、ここからがこうの史代さんのすごいところ。
その記号の用例として四コマ漫画が載っているのですが、これが超絶オモシロイ。
一応鳥獣戯画なんで、主人公はうさぎのみみちゃん、かえるのあおい君、おさるのきぃちゃん等々鳥獣なんです。
みみちゃん一家を中心として繰り広げられる、日々のあれやこれや。
大笑いあり、クス笑いあり、涙あり、ペーソスありで、次から次へとどんどん読み進めたくなります。
登場人物がみんな生き生きしてるんです!
画風が ❛初期❜ の『サザエさん』っぽいのもまたいい。
鳥獣戯画なんですけど、古き良き昭和の匂いがして心がほんわかします。
眠る前にクスっと笑うには持って来いの1冊。
『ギガタウン 漫符図譜』でした(^O^)