『ダーウィンの「種の起源」はじめての進化論』

ダーウィンの進化論」
知っているような知らないような。
やっぱりあやふやなので、一度ちゃんと読んでおきたいと思いました。


で、手に取ったのが、「絵本」だったんですね~。

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ダーウィンの「種の起源」はじめての進化論』岩波書店


訳は、あの生物学者福岡伸一さん。
そして作と絵はサビーナ・ラデヴァさん。

福岡伸一さんが訳者だったということもありますが、
なんといってもこの絵に魅かれました!

描かれている動植物が、ややもすると子供っぽくなってしまうところ、
(そりゃそうだ、これは絵本です。)
そこがそうならない。
大人が見て楽しめるんです。

それは色にあると思うんです。
表紙からも分かる通り、緑色一つとってもこの豊かなこと!
中間色の微妙な色合いが、この本をとても味わい深いものにしています。


そしてもう一つ。
元々は分子生物学を学んでいたというサビーナさん。
この絵のバックには科学がちゃんとあるというのも魅力の一つです。

裏表紙には50頭ほどの昆虫の絵が並んでいます。
色とりどりのチョウや甲虫たちです。

ここに見入ってしまうのは、これが美しいだけでなく、きっと図鑑的な目で描かれているからなんでしょうね。


あ、ここまで来て進化論の「し」の字も出てきてないぞ(^▽^;)

でも絵に釣られ読んだとしても、終わる頃には核となるものが頭に入っている気がします。

「子どもはできるだけ早く、大人も遅すぎることはありません。」と福岡伸一さんも帯で言ってます。
興味があったら、是非ページをめくってみて下さい。
次もめくりたくなりますよ。