『ウェスト・ウィング』

文字がひとつも無い、文字通りの絵本『ウェスト・ウィング』エドワード・ゴーリー


この建物はどこにあるのか、なんのためにあるのか、まったくわからないまま最後まで行ってしまいます。

静謐な絵の中に挟み込まれる、人の影や浮遊する布。

ここでいったい何が起こったのか、読んだ人それぞれの妄想でできあがる本です。

『おぞましい二人』はかなりショッキングな内容でしたが、こちらは静かな不気味さがあります。

(表紙のザワザワした雲が物語っています)



ひとりになった夕暮れ時に是非!



お読み頂き、ありがとうございました。