「ディリリとパリの時間旅行」

 「ディリリとパリの時間旅行」観てきました。

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一人の少女が偶然出会った青年と一緒に、誘拐事件を解決していくという物語。

 

舞台となったパリの、まぁなんて賑やかで美しくて、そしてローマンティックなこと\(^o^)/

ベル・エポックと呼ばれる19世紀末のパリが、これでもかというくらい華やかに描かれています。

 

洗濯船ではピカソがいて、モディリアーニがいて。

ムーランルージュではロートレックがデッサンしていたっけ。(ドガも登場)

池のほとりで仲良く絵を描いているのは、モネとルノワール

 

キュリー夫人パスツール、そうそうコレットもいたっけ。

 

本当にそんなそうそうたるメンバーが、当時のパリには集まっていたの?

にわかには信じられないような光景が、次から次へと映し出されます。

オペラ座、モンマルトル、ヴァンドーム広場

まるで実写かと見紛うばかりの背景にのせて。

 

 

 

一番美しかったのは、ラストシーンのエッフェル塔

誘拐されていた子供たちが、飛行船で脱出するシーンです。

群青色の夜空の中、キラキラと輝く星々やら街の灯りやら飛行船のしずく?やら。

飛行船は、そんな光の中をふわりふわりと進んできます。

中では子供たちがキコキコとペダルを漕いでいるのです。

 

最高に美しくウットリする場面でした。

 

 

最後になって、冒頭に出てきた年老いた学者?評論家?の言葉がよみがえってきました。

「パリはもう終わりだ。静かに朽ち果てさせてやれ。」

 

こんなに活き活きとしたパリなのに?

でもこの時がピークだったのかもしれませんねぇ。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

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