『うろおぼえ一家のパーティー』

「うろおぼえ…」この題名インパクトあるーー!
「うっかり」でもなく「わすれんぼう」でもなく、「うろおぼえ」。

まさしくワタスのことだ!
妙に親近感を覚え、手に取りました。


実は「うろおぼえ」ってタチが悪い。
いっそのこと忘れていれば混乱は起きない。
変に覚えているから、結果勘違いになったり、誤った情報を人に伝えることになったりする。
覚えるならしっかり覚えろ!とは常日頃思ってるのですよ。これでも一応。



と、反省めいたことを書きましたが、
こちらの一家はステージがもっと上。清々しいほどです。

だって、自分たちも倖せになるし、周りも倖せにするんですもん。
是非いて欲しい一家なんです。


ある日曜日の朝、妹が目覚めて一言。
「なんで朝からワクワクするんだっけ?」
それに応えて弟が、
「たしか『パ』がついたような…」

「パイナップル」「パンツ」と記憶を巡らし、「パーティー」に行きつきますが、
今度は「誰をお祝いするんだっけ?」(^▽^;)

お父さんやお母さんやお兄さんもこんな調子です。
だって本の帯に書かれているプロフィールは、全員「うろおぼえ」ですから(笑)


その後ご近所や友達を巻き込んでのあーだこーだ、
ドタバタ劇に突入していきます。

結局誰のための何のパーティーだったっけ??


ともかく…
「そうだよね、嬉しい楽しいってそういうことかもしれないね」って、
最後は心が納得して終わる、い~~いお話でした。マル。


『うろおぼえ一家のパーティー』 出口かずみ作 (株)理論社


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