最近気に入っている本屋さんで、面白い催しをやっていた。
「三題噺文庫」
見ると、表紙にはどれもカバーがかかっており、それぞれに３つの言葉が書いてある。
例えば、「情死」「アリバイ」「時刻表」。
中身は松本清張の「点と線」なのだが、実はこれ、中身当てクイズではない。
この３つの言葉だけで、何かピンと来るものがあったら、それが今のあなたの興味。
是非手に取って読んでみて欲しい、ということなのだ。
読書をするうちに、どうしても作者や分野が片寄り勝ちになってくる。
他の作家も読んでみたい。
世界を広げたい。
と思った人には、持って来いの企画だなと思った。
そんな表紙の本が、ザァっと数えただけでも140冊強ありました。
＊写真は書店の許可を得て撮影しています。
さて問題です。
次の本の題名を当てて下さい。（漫画も含む）
１、「砂丘」「出られない」「どうすれば」
２、「恥じて下さい」「三鷹」「こおろぎ」
３、「赤いボタン」「テレパス」「宇宙大学受験」
答え
２、太宰治「きりぎりす」
３、萩尾望都「11人いる」
私はもっぱら中身当てクイズが楽しくて、片っ端からめくっていきたい衝動に駈られました。
↑ 本屋さんの意図した方向とはズレてる(^_^;)
☆ちなみに「三題噺」とは落語の一形態のこと。
観客から出された３つの言葉を折りこみ、即興で演じるというもの、だそうです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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