今年に入って、「ボヘミアン・ラプソディ」「エリック・クラプトン」とミュージシャンものを観てきたけれど、三者三様、それぞれに違う感動がありました。
「ボ・ラプ」は、クイーンを知らなくても、物語として最高に面白かったし、「エリック・クラプトン」は、全くのドキュメンタリー。
当時のフィルムや写真から、クラプトンという人間を浮き彫りにしていました。
そして、この「ロケットマン」は、なんとミュージカルでした。
もともとミュージカルは苦手な私。
正直あちゃーとなりました。
でもこの映画で、突然歌って踊り出すミュージカルの意味が分かったのです。
親から拒絶され、辛い少年時代を過ごしていたエルトン。
でもひと度ピアノを弾き始めると、次から次へとメロディーが溢れだす。
押し殺していた感情が、歌になって踊りになって、怒涛の如く外へと解き放たれる。
それを見て、やっと私も「あ、ミュージカルってこういうことなんだ」と分かったのです。
言葉だけでは表し切れない感情も、こうやって身体全体を使うと容易になる。
そういうことですね。やっと腑に落ちました(^-^;
唯一無二の相方、バーニー・トーピンとの深い結びつきも、この映画で初めて知りました。
フレディーにとってのメアリーであり、ブライアン、ロジャー、ディーキー、そして家族。
この役割を一手に引き受けていたのが、バーニー・トーピンだったのですね。
「Goodbye Yellow Brick Road」「僕の瞳に小さな太陽」など、大好きな歌の作者だった二人だけに、途中仲たがいをしたのは、本当に残念で仕方ありませんでした。
けれど、共作50周年を記念して、2017年にベストアルバムを出していたのです。
よかったよかった。本当によかった。
実は良い関係がずっと続いていたんですね。
それにしても、ここにも出てきたジョン・リード。
確かに「ボ・ラプ」の中で、「あのエルトン・ジョンのマネージャー」というセリフが出てきましたっけ。
案外狭い世界ですね。
このミュージシャンの伝記映画は、この先も続くのでしょうか?
今度は誰でしょう。私としてはウェルカムですが(^-^;
お読みいただき、ありがとうございました。
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