小林亜聖さんが亡くなったとのこと。
あんな曲もこんな曲も書いていたのだと、
今朝のワイドショーで紹介していました。
「魔法使いサリー」
観てた、観てたよ!
『マハリクマハリタ ヤンバラヤンヤンヤン🎵』で始まる主題歌は、ちょっとエキゾチックな感じがして好きだった。
バックのドンドコドンドコした太鼓が、そんなイメージを連想させたんだと思う。
そして思った。
あれ?この太鼓、何かに似ている。
そうだ「狼少年ケン」だ。
裸で腰みのを着けただけの少年が、野生動物たちと草原を駆け巡っている。
そのオープニングで流れていたのが、
『ボバンババンボン ブンボバンバババ🎵』で始まる「狼少年ケン」の主題歌。
やっぱりここでも太鼓がドンドコドンドコ鳴っていた。
ケンの浅黒い肌や分厚い唇と相まって、何だか自分も野生になった。
とても似ている、この二つのドンドコ。
調べてみたら、やはり「狼少年ケン」も小林亜聖作曲だった。
この呪文のような不思議な言葉と、
肚にズンズン来るリズム。
半世紀以上も経つのに、私はまだそのリズムを忘れていなかった。
そういえば、お正月になると、必ずやっていた向田邦子さんのドラマ。
その主題歌も小林亜星さんだった。
「過ぎ去りし日々」
新年に移る時の、嬉しさと寂しさが入り混じった気持ち。
晴れやかで、でもちょっと切ない。
聴くと未だに涙が出てくる曲です。
演出は久世光彦。
俳優陣は、森繁久彌や加藤治子、小林薫、田中裕子辺りが常連さんだったっけ。
ナレーションの黒柳徹子さんもよかった。
何年経っても色あせない曲。
これからもそんな曲に出会えるでしょうか。
合掌