講演会「宮沢賢治文学と動物たち」に行ってきました。
講師は昨年『宮澤賢治 イーハトーヴォ信州からの発信』を出版された岡田政晴氏。
「信州からの発信」という題にひかれたのです。
岩手の印象がとても強い宮沢賢治ですが、その賢治と信州がどう結びつくのか。
岩手も信州も、厳しいほどに自然が豊かです。
幼い頃の岡田家の周りは動植物の楽園だったそうです。
賢治もたくさんの自然に囲まれて育ちました。
『注文の多い料理店』『よだかの星』『セロ弾きのゴーシュ』『どんぐりと山猫』『猫の事務所』等々
賢治は動物が登場するたくさんの作品の中で、ただ動物をかわいらしいだけのものとしてではなく、厳しい自然を一緒に生きているものとして畏敬の念をもって接しています。
そして人間以上に“徳”を持った動物たちがいるということを言っています。
震災以来、相次いで作品が出版されている宮沢賢治。
私ももう一度読み返してみたくなりました。
講演会に併せて、『宮澤賢治 イーハトーヴォ信州からの発信』の挿絵展も開催されていました。
作者は岡田夏苗氏。
『よだかの星』
☆宮沢賢治について知らなかったことが二つ。
一つ。ベジタリアンだったこと。
二つ目。実はあまり猫が好きではなかったこと。
これについては『猫』という作品の中で「私は猫は大嫌ひです。」と書いてあるそうなので、読んでみないといけません。
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
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