アリス・イン・ワンダーランド2

またしても遅ればせながら「アリス・イン・ワンダーランド2」を観てきました。


まったくの予備知識なし。
特にジョニデファンというわけでもない私の目的は、ただひたすらあのナンセンスな世界に浸ること。


限りなくリアルな映像で見る、限りなくリアルでない人たち。
これが大きな魅力ですよね。


マッド・ハッターはじめ、赤の女王、白の女王、まん丸双子の男の子等々。

居そうで絶対に居ないこの奇妙な人たちは、美しい映像になると何だか居そうに思えるから不思議。


でも人間じゃない。


なのでマッド・ハッターの過去や、赤白女王の確執など、人間臭いドラマは要らなかったかなぁ。




そして時間を司るタイムを出すなら、タイムトラベルだけの役割ではなく、もっと“時間そのもの”に焦点を当てた方が面白かったかも。


そうすれば、最終的には“時間とは何ぞ?”にまで話が至って、もっと濃い作品になった気がします。

ミヒャエル・エンデの「モモ」のように。




と色々書きはしましたが、当初の目的だったお茶会のシーンが再び観られて、よかったよかった。

チェシャ猫、白ウサギ、ネズミ、まん丸双子の男の子。
彼らが白の女王と一緒にお茶をしているシーンは、私の中ではハイライトなのだから。



今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。