映画「ニューヨーク公共図書館」行ってきました。
3時間25分という長丁場で、2度ほど寝落ちましたが、
とても興味深い内容でした。
ドキュメンタリーなので、事件が勃発したり、感動的なラストが待っているわけではないけれど、
この大きな組織の中で、皆が一つの目的に向かって仕事をしている。
それぞれの場所でそれぞれの役目を担って。
その淡々とした同時進行感が、却ってとても感動的でした。
それぞれの場所でそれぞれの役目、とは実際どんなことなのか。
そのひとつがイベントです。
これ全部図書館主催なの?というくらい多岐に渡る内容で、且つ数が多い。
読書会に始まって(これは納得)、次に講演会。
エルビス・コステロやパティ・スミスが出てきた時にはビックリしました。
「手話通訳者は、如何に話し手の感情を手話に乗せるか」なんていうセミナーも面白かったです。
お年寄りを集めて、ダンスなんかもしていましたっけ。
余談ですが、この時かかっていた曲は、クール&ザ・ギャングの「セレブレーション」。
私もデイサービスにいつか行くことがあったら、こういうノリのいい曲がいいなぁなんて思いました。
こういった様々なイベントが目白押しのニューヨーク公共図書館。
これもひとえに、
「あらゆる人たちに、図書館という場を開放しておきたい」ということから。
企画会議で、あるリーダーがスタッフたちへ言った言葉がとても印象的でした。
「皆さんは、次から次へと立ち上がる企画に、もうヘトヘトかもしれません。
でも今は点でしかない一つ一つの企画も、いつか線になる。
続けていくことが大切なんです。想いはひとつ。がんばりましょう。」
その度毎に挟まる、幹部会議も熱いものでした。
爆発的に予約数を伸ばしているデジタル本に予算を割くのか、紙の本に割くのか。
ベストセラー物を買うのか、“良い本” を買うのか。
限られた予算内でどの本を買うのか。
さすがのニューヨーク公共図書館でも、苦しい選択を迫られます。
その時に指針となったのが、自分たちにしか残せない本があるということ。
ベストセラーはお金を出せば、後々手に入る可能性がある。
けれども、そうでない本は無くなってしまう。
たとえ “良い本” であったとしても。
確固たる想いを持って、この図書館は運営されているんだなと思いました。
いつかニューヨークに行くことがあったら、ニューヨーク公共図書館、立ち寄ってみたいです。
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