おもしろい文庫?を見つけました。
14ページほどの短編が、一作品ずつ蛇腹折になって封筒に入っています。
一作品150円。
題名がきれいだったので、思わずこの2冊を買ってしまいました。
この文庫は、「ふたり」「謎」「果実」など、それぞれ異なるテーマごとに収められており、今現在29冊、第四弾まで出ています。
『走れメロス』や『注文の多い料理店』など有名な作品もありますが、
知らないものも私にとっては多く、とても興味をそそられました。
何といっても、そのどれもが題名だけで読みたくなってしまうこと。
『白』 芥川龍之介 、『変な音』 夏目漱石、『刺青』谷崎潤一郎、『バッタと鈴虫』川端康成、『一人二役』 江戸川乱歩、『夜釣』 泉鏡花、『山月記』 中島敦、『瓶詰地獄』 夢野久作等々。
ね、どれもが想像力を掻き立てられるでしょう?
ざっと連ねただけでもこれだけあります。
恐らくこういう形でなければ、きっと出会わなかったであろう作品ばかり。
短編集の一作品だったら、私は読まず仕舞いだったでしょう。
高校生の時から読みたいと思っていた夢野久作も、これだったら手が出せるかもしれません(^-^;