『トラのじゅうたんになりたかったトラ』

「今年は寅年。我ながらなんてタイムリー!」ということで、
今日ご紹介するのは、コチラ ↓

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『トラのじゅうたんになりたかったトラ』
文と絵:ジェラルド・ローズ   ふしみ みさお:訳  岩波書店


この、舌出してヘソ天をしている見るからにダレてるトラが、この本の主人公です。
このトラが、夜な夜な王様の宮殿に行っているところから物語は始まります。

窓から中を覗くと、そこには王様と家族たちが楽しく食事をしている光景が広がっていました。
トラはしみじみ思います。
「いいなあ。オレもなかまにはいりたいなあ」

その時、皆のお尻の下にはトラの毛皮が敷かれていたのですが・・


話の奇想天外さもさることながら、なんてったって、このトラの顔がイイ!
とぼけた顔してます(笑)

こういうトラだから、きっとあんなこと思いついたんだろうなぁ。


このおとぼけトラについて、
訳者のふしみ みさをさんは、こんなこと言ってます。
「翻訳で迷った時は、トラのダメっぷりが目立つほうの言葉を選んだ」と。


さて、物語はどんなふうに進んでいくのでしょう。

とことんダメキャラを着せられたこの愛すべきダメ男に、どうか幸あれ!



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