マグリット展

チケットは買ったものの、なかなか行けなかった「マグリット展」に
やっと行ってきました。

平日の午後にもかかわらず人出は多目。
結構マグリットって人気あるんだと、認識を新たにすることに。

作品数も131点とかなりなボリュームで、全て観終わる頃には疲れ果てていました。


大好きなマグリットなのに、なぜこんなに疲れるの?


どうやらそれは絵を理解しようとしたのがいけなかったようです。

幾つかの作品の横にはマグリット自身の言葉で解説が付いているのですが、
私には多くがちんぷんかんぷん。

そりゃ疲れるはずです。
巨大な疑問符を頭上に乗せたまま、会場を歩き回っていたのですから。


これではいけない。
解釈は止めたっと、自分らしい観方をすることにしました。


ただ観るだけ。

ただ好きな絵の前に立ってじぃっと観るだけ。


そうしたら楽しくなりました^^
ちょっと遠くからだと人の邪魔にならないので、ずっと観ていられます。

そして分かりました。
私はマグリットの絵の背景が好きなんだなと。

山高帽やら岩やらりんごやら、マグリットの作品には印象的なモチーフが繰り返し使われていますが、私はその背景にある鉛色の海や鮮やかな青空が好きなのです。

だからそのモチーフの意味が分からなくても十分楽しめる。
もちろん分かったに越したことはありませんが、
でもそんな観方もありかもしれませんね。



ワザとらしいくらいの青空と赤いカーテン。
入り口もマグリットっぽい。


本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。